夜、布団に入ったときの冷っとした感じが、嫌になる季節ですね。
そんな、布団の冷たさを解消してくれるのが、マイクロファイバーやフリースの毛布やシーツ(敷きパッド)。
買おうと思ってネットをみたけど、マイクロファイバーとフリース、どっちがいいのかわからない。
マイクロファイバーとフリースの違い、暖かさ、毛布やシーツなどを買うときに注意したいことをご紹介します。
マイクロファイバーとフリースの違い
マイクロファイバーもフリースも化学繊維の生地という点では同じです。
違いはその素材。
マイクロファイバーは、名前のとおりマイクロ(極細い)ファイバー(繊維)でできています。
化学的に作られた8マイクロメートル以下(1マイクロメートルは0.001ミリメートル)の極細のナイロンやポリエステルなどで作られていて、木綿と同等以上の吸水性や通気性や保温性を持つ生地です。
フリースは、ポリエステルの一種から作った柔らかい起毛仕上げの生地で、軽いのに保温性が高く、肌触りがよいのが特徴です。
マイクロファイバーとフリースの違いは、元となる材料が違うこと、また、マイクロファイバーはフリースに比べ、起毛した毛が細くふわふわとしています。
暖かさのはどっちが上?
マイクロファイバーとフリースはどちらも保温性にすぐれた素材です。
商品によって使っている素材の質や値段の違いがあるので、絶対こちらがいいとは言えませんが、概ね、マイクロファイバーのほうが暖かいと言えます。
その理由は、マイクロファイバーは細い繊維でできているため、触ったときにふかふか感があること。
また、繊維と繊維の間に空気を含んむので保温性が高いことです。
マイクロファイバーのほうが、ボリュームや厚みもあります。
実際に触ってみた感想でも、マイクロフリースのほうが暖かいと答える人が多いようです。
毛布やシーツ、着る毛布を買うときに注意したいこと
マイクロファイバーは細い毛の断面が鋭角や多角形の形状をしているため、細かいチリやほこりを繊維の表面に取り込みやすいという特徴があります。
この特性を生かして、めがね拭きや掃除道具にも使われています。
マイクロファイバーの毛布を買った人の口コミを見ると、少数ではありますが、咳が止まらなくなったというものがあります。
これは、マイクロファイバーの細かいチリなどを取り込みやすいという特徴からきているものと思われます。
ですので、アレルギーのあるかたは、お店で実物を確認してから購入するなど注意が必要です。
一方、フリースには静電気が起きやすいという特徴があります。
また吸湿性に優れているため、使わない期間に防虫剤と一緒に密封した容器で保管すると、微量の防虫剤を吸着してしまいます。
これが、皮膚炎やアトピーの原因となる可能性があるようです。
特に、肌が敏感な方や、赤ちゃん用の場合には、保管に注意しましょう。
こちらの記事もよまれています