毎年、年明けから春先にかけて鼻水やかゆみなどのアレルギー症状に悩む人が多いスギ花粉症。
なんとか花粉症を治したいけど、何度を注射をしなくてはならず通院も大変、薬を飲むと眠くなる。。。。
そんな花粉症の治療として、新たに昨年より保険適用となったのが、舌下治療。
花粉症の舌下治療(舌下免疫療法)とはどんな方法なのか、気になる費用や保険適用について、副作用はあるのかご紹介します。
スギ花粉症の舌下治療とはどんなの?治療方法は?
花粉症の舌下治療とは、薬(スギ花粉のエキス)を少しずつ服用して花粉に体を慣らし、免疫反応、体質を変化させることで、アレルギー反応の原因となる細胞を減らしていくという治療法です。
使われる薬は、鳥居製薬のシタドレン。
治療方法は、1日1回、薬を少量ずつ下の下にたらし、2分ほどそのまま放置、その後飲みこみます。
スギ花粉の飛散が始まる数か月前から始め、少しずつ薬の量を増やしていくことでスギ花粉シーズン中に効果を発揮します。
花粉症の症状を軽減するだけでなく、一定期間以上薬を治療をすることで、花粉症が完治する可能性があるところが注目されています。
通院は初回のみ。
2回目以降は自宅で治療できる点や注射のように痛みがないのも利点です。
保険適用はいつから?費用はどれくらい?
花粉症の舌下治療は、2014年10月より保険適用となりました。
気になる費用は、保険負担3割の場合、治療費用と薬代で1か月3000~4000円位になるようです。
舌下治療ができるのは、スギ花粉症のみです。
そのため、治療開始前にスギ花粉症であることを検査する必要がありますので、そのための検査費用などが月々の費用とは別にかかります。
副作用はあるの?注意したいこと
舌下免疫療法は、アレルギー物質(スギ花粉エキス)を体内に入れるため強いアレルギー反応がでる可能性があります。
注意したいのは、花粉の飛散が始まる時期には治療を開始できないことです。
花粉の時期に初めても効果がでないのと安全性に問題があるからです。
遅くても1月の初めまでには、治療を開始する必要があります。
花粉飛散時期が終わる6月ころから11月の間に開始することが望ましいとされています。
また、この治療はどこの病院でも受けられるわけではありません。
あらかじめ講習を受けた医師のみが処方できます。
病院へ行く前に、舌下免疫療法を行っているか確認していく事をおすすめします。
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