5月5日 子供の日は「端午の節句」。
男の子の健やかな成長を祝う日でもあります。
端午の節句には、五月人形(兜かざり)やこいのぼりを飾りますが、疑問に思うのが、飾りの時期。
「いつから飾って、いつまで飾るのか」ということ。
そして、子供が大きくなってくると気になるのが
「何歳まで飾るのか?」
端午の節句の飾りは、いつから飾っていつしまうのか?何歳まで飾ったりお祝いするのか?
そして、意外と知らない端午の節句の飾りの意味をご紹介します。
端午の節句 飾りの時期 いつからいつまで?
端午の節句の飾りには2種類あります。
ひとつは内飾りと言って、家の中に飾る兜や鎧。
もうひとつは、外に飾るこいのぼりです。
どちらも、いつまでにかざらないといけないという決まりはありませんが、お節句の2、3週間前、4月の中旬ころまでに飾ります。
お節句の直前や当日に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされています。
初節句の場合は、早く厄除けするためにも、早めに飾るとされています。兜のような内飾りは、3月20日の春分の日を過ぎた頃から、こいのぼりのような外飾りは4月中旬ころから飾ります。
初節句の場合は、大安や友引などのよい日を選んで飾る人も多いです。
我が家でも、初節句は、兜を購入したお店が大安の日を選んで届けて、飾ってくれました。
片づける日も、特に決まりはありません。
お雛様のように、早くしまわないとお嫁に行くのが遅くなる。。なんてこともありません。
5月6日以降、天気のよい晴れた日に、しっかり干して、湿気をとってからしまいます。
端午の節句の飾り 何歳まで飾る?お祝いは?
女の子のひな人形は嫁入り道具にもなる一生ものです。
それに対して端午の節句の飾りの鎧や兜を飾るのは、子供が自分の身を守れる年になるまでと言われています。
具体的には、昔の元服の年頃までとされています。
鎧兜を何歳まで飾るかは、地域によっても違うようで、早いところだと7歳ころには飾らなくなるようです。
鯉のぼりは家運隆盛を願うものなので、何歳までという年齢は関係ありません。
ただ、鯉のぼりは、外に出して飾るのものなので風雨にさらされ傷んでしまったり、子供が「恥ずかしい」と言って中学生頃に飾らなくなる家が多いようです。
端午の節句の飾りの意味、由来は?
鎧、兜
端午の節句の鎧兜の飾りは、武具としてではなく「産着の鎧」といって邪気をはねのけてもらうためのものです。
鎌倉、室町時代に武家の風習で、5月に節句になると、座敷に鎧や兜、武具を飾っていたものが、江戸時代になって、庶民の間にも広まり定着しました。
鯉のぼり
鯉のぼりは町人文化から生まれた飾りです。
鯉のように強い生命力をもち、立派な人になってほしいという立身出世を願う飾りです。
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